選抜王者浦和学院、4季連続の甲子園出場。16打点と猛打爆発
埼玉大会の決勝は、選抜王者の浦和学院と、初の甲子園出場を狙う川越東の顔合わせとなり、16対1と浦和学院打線が爆発し、見事甲子園出場を決めた。
準々決勝で完全試合を達成した2年生エース小島は、5四死球と制球に苦しみながらも、9回1失点にまとめ上げた。
やはり選抜王者は強かった。
二回に8番・小島の左前適時打などで2点を先制。
三回には、6安打を集中すると相手守備の乱れにも乗じて一挙6点を奪い、試合を決定づけた。
その後も六回に2点、八回にも打者11人で6点を挙げるなど、攻撃の手を緩めなかった。
これにより、次の目標は春夏連覇へと変わった。
夏2連覇を目指す大阪桐蔭や、一昨年王者の日大三といった、強力なライバル相手にどのような戦いを見せるのか、期待しましょう。
大阪桐蔭、4季連続の甲子園出場!!宿敵履正社相手に3度目の正直!!
大阪大会の決勝は、ともに春の選抜に出場した大阪桐蔭と履正社の顔合わせになり、5対1で大阪桐蔭が履正社を下し、見事4季連続の甲子園出場を決めた。
大阪桐蔭にとって、履正社はまさに因縁の相手であった。秋、春ともに敗れており、昨夏の王者として同じ相手に3度負けることは絶対に許されなかった。
「秋も春も履正社に負けているので、3度も同じ相手に負けられないと思っていた。」
とプロ注目捕手の森が言ったように、この試合にかける大阪桐蔭ナインの意識は並々ならぬものであった。
試合は7番、福森の先制タイムリー等で序盤から優位に進め、投げてはエース葛川が9回1失点の完投。すっきりとした形で雪辱を晴らすことができた。
これで、次の目標は夏2連覇ということになった。
毎年甲子園を沸かせている大阪桐蔭が、今年はどんな活躍を見せるのか、期待しましょう。
都立日野の夢ついえる。日大三は西東京三連覇
西東京大会の決勝は、日大三対都立日野の顔合わせとなり、5対0で日大三が日野を下し、見事西東京大会3連覇を決めた。
都立日野は、西東京の都立高校33年ぶりの甲子園にあと一歩届かなかった。
うーん、都立日野、あと一歩だったのに、やはり三高の壁は高かったですねえ。しかし、今日試合を実際には見ていないので何とも言えませんが、よく三高打線を5点に抑えたんではないでしょうか。私の予想では11対9という乱打戦(西東京大会4強出そろうより)でしたが、見事に予想ははずれましたね(笑)私の野球を観る目はまだまだということですね。
まあなにはともあれ、日野高校はよくやった!日野高校のレギュラーの中には、全くの無名中学の軟式野球部出身の選手もいるそうで、そのような選手たちが決勝まで勝ち進んで、決勝でも中学のスター軍団の日大三高とほぼ互角に戦うとは、並々ならぬ努力をしたということでしょう。日野高校の選手たちには、ぜひ胸を張ってほしい!!
本当にお疲れ様でした!!
そして、日大三高も西東京の代表として、ぜひ全国制覇を成し遂げてほしい!!
今年は選抜王者の浦和学院や、安楽投手擁する済美、昨夏覇者の大阪桐蔭など、強力なライバルがたくさんいますが、日大三高もそれらのチームに負けず劣らずな実力を持っていると思います。ぜひとも甲子園の舞台で自分たちの実力を発揮して、頂点へとたどり着いてほしいです。
二松学舎大付属また決勝で敗れる。 10度目の正直ならず
東東京大会の決勝は、修徳対二松学舎大付属の対決となり、修徳が13対6で二松学舎大付属を下し、見事9年ぶりの甲子園出場を決めた。
二松学舎大付属は、10度目の決勝進出も、いまだ夏の甲子園出場は0である。
修徳は序盤から長打攻勢で、四回までに9点を奪い圧倒。中盤に追い上げられたが、八回にも4点を加え、突き放した。
修徳は前評判こそあまり高くなかったが、名門帝京を破るなど、戦前の予想をはるかに上回る戦いぶりを見せた。
一方の二松学舎大付属は、準決勝でプロ注目投手中村を擁する優勝候補関東一をコールドで破るなど勢いに乗っており、今回こそは決勝で勝てないジンクスを跳ね返せるかと思われていたが、またも敗れてしまった。しかし、ここまで立派に戦ってきた二松学舎ナインには心からの拍手を送りたい。修徳も、東東京の高校球児すべての思いを背負って、甲子園で堂々と戦ってきてほしいものだ。